借金総額約500万円。家族に内緒で自己破産しました。
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万引きでつかまる。
2006年08月14日 (月) | 編集 |
新しい中学はかなり荒れている学校でした。
部活などの関わりがあるわけでもないのに、学年毎のラインがきっちりと引かれていて、1年生のクラスの前の廊下を2年・3年生が通ろうものなら、みんな両端にササッとよけて、上級生が通りすぎるまでひたすら 『こんにちわ! こんにちわ!』 とペコペコ頭を上げ下げし続けます。
へ~んな学校。というのが率直な感想でした。
当然、同じ1年生同士でもイジメが多発していました。
だいたい、同級生をイジメる子って、自分が上級生からイジメられてる子でしたね。
それだけ目立つ存在というわけです。身なりも言動・行動も。

かくゆう転校生というすばらしいイジメのターゲットになりうる蜜柑も、放課後クラスの女の子に呼び出されました。
ボス的存在の子が椅子に座っています。
仲間的女の子が数人、教室の黒板に落書きをして遊んでいました。

蜜柑を呼びつけた女の子からは、髪型が生意気、と言われました。
他にも何か言われたかもしれません。
でも蜜柑は全く覚えてません。
それにその子に対する恐怖心などもありませんでした。
翌日からも普通に学校に行き、ただその子と話をすることは二度となかったけど、呼び出されることも二度とありませんでした。
おそらくイジメ甲斐がなかったんだと思います。

父と暮らすアパートは学校から歩いて30分かかるところにありました。
アパートの前の道路を挟んで向こうからは自転車通学OKの区域。
なんだかとっても損した気分。
父は営業をしていたので、出勤時間は普通より遅め。
(帰宅時間ももちろん普通より遅めでしたが)

一人で起きて学校に行っていた蜜柑は、少し遅めに家を出て、近くに潜んでおきます。
そうして父が仕事に出たのを見てから家に戻り、私服に着替え、それから街へ遊びに行く日々が続きました。
学校へ行かなくても怒られない。
どんどん蜜柑は学校から足が遠ざかって行きました。

そんなある日。
蜜柑はデパートの文具売り場で万引きをします。
自分では万引きっていう意識はあまりありませんでした。
ただ商品を眺めながら、このまま手のひらに握ったらバレないんじゃないか??って気がしてきて実行した。
おそらく何度かやってしまったんだと思う。
そうして朝から学校にも行かずデパートにやってくる女子中学生は目を付けられていたんだと思う。

数日後、また会計をせずにバッグに入れ、デパートのエスカレーターへ向かった蜜柑の腕を誰かがグイッと引っ張った。
すごく強い力でどんどん従業員用の倉庫みたいなところへ引っ張って行かれた。
そうしてそのまま従業員用のエレベーターに乗せられて1階の事務室に連れて行かれた。

蜜柑はずっとうつむいていた。
でも家には電話もないし、お母さんもいない、とだけ言った。
バッグをすべて広げられて、学生手帳をもっていたのでそこから学校へ連絡が行った。
保安員?らしきオバサンからの不躾な質問攻めにただただうつむくばかりの蜜柑でしたが、そこへ担任の先生がやってきました。

先生はテニス部の顧問。
まだ若い男性、新任の先生だったと思う。
真っ白いテニスウェアで走ってきたらしく息を切らした先生は、店長さんに頭を下げた。
そして先生の車で蜜柑は学校へと連れて行かれた。

当時は携帯もポケベルもない時代。
父は営業で会社にもいない。

職員室の先生の椅子で待つように言われた蜜柑。
残っていた2~3人の先生が面白半分にやってきて、『なに取ったの?』 『なんで?』 とか聞いてきた。
担任の先生はいなかった。おそらく教頭か校長のところへ事情を説明しに行っていたんだと思う。

しばらくして戻ってきた先生に連れられて、蜜柑は先生の自宅へと向かった。
先生は親と同居していて、すご~く立派な新しいおうちに住んでいました。
玄関だけで蜜柑のアパートの部屋が収まりそうなぐらいでした。

もう夕方だったので、そこで先生のお母さんから手料理をいただきました。
久しぶりに 『母の味』 を口にした蜜柑はとっても嬉しくて美味しくて・・・あの味はいまだに忘れられません。

それから父が帰宅するであろう時間に、先生とともにアパートへ戻りました。
父はすでに帰っていて、また学校からの連絡も届いていたようで、今まで蜜柑に対して一度も怒ったことのなかった父が、ドアを開けると怒った顔で立っていました。

でも先生が 『お前はもう寝ろ。先生がお父さんとお話をするから』 と言ってくれ、蜜柑は父と話すことなく寝室へ入りました。

先生と父の会話。隣の部屋なのですべて聞こえていました。
でも覚えていません。
ただ、先生が帰った後の父はもう怒ってはいなく、いつもの父でした。

翌朝、父と一緒にデパートの事務室へ行き、代金を支払いました。
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